今年もフルートの発表会を終えました。
会場は音がとてもよく響くので、普段より上手くなった気になれます。
しかしモーツァルトのフルート協奏曲ニ長調K.314の第一楽章は、苦手としていた冒頭部分の出来がイマイチだったのが尾を引いて、立て直しに時間がかかってしまいました。演奏中にミスをしても動揺することなく続ける図太さを身につけたいです。
過ぎたことをすぐに離れて、今向き合っているこの瞬間に集中するというのは私が長年取り組んでいる人生全体の目標です。昔のことからつい一瞬前のことまで、人間は過ぎたことを色々考えますが、そのほとんどが考えても仕方ないことかなと。そして内容がネガティブなことなら仕事などのパフォーマンスも影響を受けてしまいますね。「だから考えないことに決めた！」と思っても現実にはなかなかそう簡単にはいきません。楽器の演奏にもこれと通じるところがあるなと思います。
さて、普段なかなか聴けない他の生徒さんたちの演奏に触れ、自分の演奏も終えた後は、みんなで楽しく打ち上げです。私にとってはこれが一年の一つの区切りです。
