2月7日を心待ちにしていました。フルーティスト高木綾子さんのデビュー25周年記念リサイタルがあるためです。私は高木さんのフルートの音色に触発されてこの楽器を習い始めて20年というファンなのです。
神戸文化ホールで開かれたこのリサイタルのプログラムは、プーランクのソナタ、プロコフィエフのソナタ、ジョリヴェの「リノスの歌」、そしてライネッケの「ウンディーネ」です。これに加えてアンコールで3曲も演奏してくれ、最後は思いがけず村松崇継「Earth」と盛り沢山でした。私は常々、楽器で何をやってもボーカルにはとても敵わないなと思うのですが、「人が声で歌うように演奏できるのがフルート」だと言う高木さんの演奏はまさに歌のような表現力です。
楽しいアフタートークも聞けました。フルートを学ぶ若い人に向けては、「フルートだけでなく色々な経験をしてほしい。本や映画、見た景色でも、それらが全て音楽に現れてくる。」と。芸術では特にそうでしょうし、私のような技術の仕事を含め、どんな分野でも、幅広い経験で得た感性がアウトプットを左右するものだと思います。
