成長の遅い植物たち

夏の休眠から覚めたと10月の記事で書いた植物たちの現状はこのようになっています。

コーデックス(塊根植物)というのは、成長がとても遅いことが魅力でもあります。「今日こそは何か変化があるかも」と毎日楽しみになりますし、大きくなりすぎて置き場所に困ることもありません。

ペラルゴニウム・トリステは葉が広がりました。芽が動き出してから2ヶ月でこの程度です。
パキコルムス・ディスカラーは葉を繁らし、丈も1センチほどは伸びました。比較的成長が早い方ですね。

そんな中でも成長が遅くて特に驚いているのがケラリア・ピグマエアという植物で、種から芽生えて2年3ヶ月でもこの大きさです。これでは発芽当日のアサガオの芽にも負ける大きさです。しかし土中の部分は小さなバオバブの木のようになっていて、しっかり塊根植物になっています。

こちらのケラリア・ピグマエアは高さ3センチくらい。
時々思い出したように新しい葉を出して、また成長ストップということを繰り返すタイプの植物のようです。
こちらは2センチくらいです。樹齢2年でこれはびっくりです。
ひょっとすると、もっと上手に育てるとより早く成長するのかもしれません。

こんなふうに成長がゆっくりな植物たちなので、立派な株になるのを見られるのには少なくとも20年くらいはかかると思います。それでもせっせと種を蒔くのは、「葉が一枚出た!」といって喜び、「茎が太くなっている気がする」といって嬉しくなるからです。