ウルル-カタジュタ国立公園, オーストラリア (3)

ウルルの麓へ

ウルルは遠くから眺めるだけではなく、すぐ麓まで行くことができます。2019年以前は登ることもできたそうですが、先住民アナング族の聖地であることに配慮して登山は恒久的に禁止となりました。しかし、ウルルをぐるっと一周する遊歩道が整備されており、一部の聖域での立ち入り禁止や撮影禁止などのルールを守れば、ウルルの岩に直に手を触れることもできます。

今回私たちが訪れたのはMala Walkというコースです。サンセット鑑賞エリアからずっと先に進み、ラウンドアバウトで最初の出口を左折した先を行き止まりまで行くと駐車場です。

ウルル付近の全体マップ(Ref. Website of Uluru-Kata Tjuta National Park https://parksaustralia.gov.au/uluru/plan/maps-and-visitor-guides/ )

Mala Walk入り口は下のような感じで、コースは整備されて歩きやすい道になっています。ここからウルルに刻まれた深い谷の中にある泉までの約1kmほどのコースです。

Mala Walk入り口

道はウルル本体のすれすれの麓を通っていて、所々に口を開けた洞窟に入ることもできます。ウルルに入ることができるとは思ってもいなかった体験です。洞窟には先住民の描いた壁画が残っているものもあります。

コースの所々にある洞窟。先住民のキッチンだったり、長老の部屋だったりとそれぞれ詳しい説明パネルがあります。

コースの終点は、岩に刻まれた深い谷のような場所の最奥部にある泉です。夏の暑い日でも枯れない泉だそうで、静かで厳かな雰囲気の漂う場所です。