假屋崎省吾さんのトークショー「花とともに 生きる」に行ってきました。
お話は假屋崎さんのこれまでの半生について、そして日々大切にしていることや、お世話になった方々のことなど。時にはブラックなユーモアも交え、会場を沸かせていました。
終始笑顔の假屋崎さんが講演をしながらどんどん花を生けていきますが、そのあいだ一度も腰を曲げたりせず、ずっと自然な美しい姿勢を保っています。そして手は一切の迷いなく作品を作り上げます。
剣道、柔道、弓道など武道はいずれも背筋は伸ばし余計な力が抜けた体勢を理想とすると言いますが、華道もしかりというわけですね。その道の大家の体の動きは、見ていて飽きません。
これは講演のメインのテーマではなく、ぽろっと仰っただけのエピソードですが、假屋崎さんの育った家庭では貯金というものをほとんどせず、有り金は全て旅行などに注ぎ込んでいたといいます。特に教育的意図はなかったかもしれませんが、お子さんたちにとっては、一番成長する時期に色々な経験ができて、それが美的センスを培ったのでしょうね。
確かに、年をとってから自分にお金を使ってもリターンは少ない。目的があれば将来のために貯蓄するも良しですが、人生これからという人やタイミングに思い切って投げ打つ、というのもお金の良い使い方かもしれないなと感じたのでした。


